浅草の浅草寺で行われる羽子板市。
12月18日の「納めの観音ご縁日」の前後17日から19日の間、境内に約30軒の羽子板の露店、その他招き猫などの縁起物の露天や屋台が並びます。
最終日の19日、土曜日の午前中に行って来ました。
- 羽子板はいくら位から求められる?
- 羽子板市の混雑状況
- 羽子板を飾る意味
- 羽子板はいつからいつまで飾る?
についてまとめてみました。
浅草羽子板市羽子板の値段はいくら位から?
浅草寺の羽子板市の露天の位置は毎年同じとのこと。
手に取りやすい、下の方にある羽子板には比較的値段が提示されており、800円から1,000円位からありました。
招き猫や今年の干支や鯛を形どったこの価格帯は、浅草土産に気軽に購入できると感じました。
私も思わず購入してみました。
そして、羽子板に立体的な装飾が施された押絵羽子板になると、6寸で10,000円前後。
それより大きい、上の方に飾られている羽子板には、お値段がついておらず。
「購入するつもりでないと聞きにくいような…」
もありましたが、所々から聞こえてくる、お買い上げされた方への手締め。
私が購入瞬間をお見かけした方は、祖母と娘さんと抱っこ紐にすっぽり入るような小さな赤ちゃん。
お値段がついていない大きめの羽子板がある位置から羽子板を取ってもらい、二言三言の会話をかわしてお買い上げ。
「最終日だから3本じめで!」
と周りの方へも手締めを求めながらの威勢のよい掛け声でした。
そして、大きな羽子板には、この辺りの方なら誰でも名前を知っている企業の購入済みの名札が掲げされておりました。
そして、最終日だからか?「勉強しますよ」の掛け声も所々から聞こえてきました。
ちなみに、押絵羽子板の「押絵」とは、厚紙に羽二重の布をかぶせ、中に綿を入れてふくらませてくるむ技術です。
50~70もの材料を組み合わせ、およそ200もの工程をかけて一枚の押絵羽子板として仕上げられる一点もの。
押絵師(職人)は、綿の入れ具合やくるむ方向、布の使い方などによって、表情や仕草などを躍動的に描くのが腕の見せ所のようです。
浅草羽子板市の混雑は?
この日は最終日の土曜日、快晴。
羽子板市の出店周りは混雑はしているものの、普通に歩ける位の人出でした。
人だかりが!と思い見てみると、今年話題の人物のキャラクター羽子板があるお店。
羽生くんにはスマホ片手の女性たち。
手締めのシーンにはデジイチ片手のおじさま達と、見物層が異なっていたのが面白かったです。
羽子板市よりも、浅草寺へ行き来する仲見世通りの方が、かなりの混雑。
この日はつくばエクスプレスの浅草駅から向かいましたが、伝法院通りの混雑はそれほどでもなかったです。
混雑を少しでも避けるのにはつくばエクスプレス浅草駅利用も良いのでは?と思いました。
羽子板を飾る意味は?
女の子の初正月に魔除け・厄被いの意味と、新年の幸福を祈ったり、丈夫にすくすくと育つようにとの願いを込め、女子の誕生した家に羽子板を贈る風習が江戸後期のころからできました。
また、男物は不景気をはねのける縁起物としても飾られています。
現代はひな祭りの雛人形のように全国区ではないものの、しきたりとして各地に点在しております。
羽子板はいつからいつまで飾るの?
基本的には一年中飾っていただいてかまいません。
しまうとしたらどんど焼きのなどの行事が行われる小正月後。
その後出すのは11月中頃からが良いとされております。
女の子の厄除けのための羽子板は、昔の元服の15歳頃まで飾りますと、羽子板の役目は終わったとも言われますが、15歳過ぎて飾って頂いてもかまいません。
ちなみに、浅草寺の本堂の中に羽子板供養受所がありました。
さいごに&浅草周辺&寺社参りリンク集
羽子板は縁起物と聞いたので、熊手のように毎年取り替えるのかしら?
と思いましたら、一年中飾っていてもいいというのが意外でした。
浅草周辺は、浅草寺については交通アクセス、おみくじ、初詣、羽子板市などの記事。
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素敵な一日を(^^)
最後まで読んでいただいてありがとうございました。