小学生の息子の唇がカサカサ荒れた上に、唇の下が真っ赤に腫れてしまいました。
皮膚科を受診するのを勧めましたが、
「混んでるし、痛い思いしたら嫌だから行かない」
小学生になると、「そのうち治る」とガンと拒まれたり、下校も段々遅くなったり、付きそう親も忙しくなってきたり。
受診までに至らず、自宅で治せるに越した事はないですよね。
子供に多いと言われている原因と、保湿にリップクリームを使う注意点と、ワセリンとはちみつの効能。
そして、この2つを混ぜたものを唇に塗ったら息子の唇の荒れが良くなった体験談をまとめてみました。
子供の唇の荒れで多いと言われている原因は?
口の周りの唇が届く範囲に、荒れていない部分との境目がはっきりした赤みがあり、カサカサも併発している場合は、口唇が乾燥するために、舌でなめることで物理的な刺激を受けることによって起こる「なめまわし皮膚炎」が疑われます。
(別名:口なめ病・舌なめずり皮膚炎・lick dermatitis)
清潔にした上で保湿するのが対処方法となり、ジクジク感が強い時にはステロイド外用剤を使用します。
また、保湿をしても良くならない場合は他の原因も考えられますので、皮膚科か小児科を受診されるのが適切です。
また、唇の荒れの原因としてはお子さんに多い、唇の乾燥から舐めてしまう事によるものの他に、以下の原因も考えられます。
外側から考えられる原因
空気の乾燥
秋冬は外の空気が乾燥するのに加えて、室内での暖房の温度差でも乾燥による唇の荒れを引き起こします。
部屋の湿度をあげておいたり、マスクで温度差や湿度差の変化を少なくするのも良いでしょう。
食べ物が口の周りについたまま
食べ物が口の周りについたままになっているのも、食材や塩分に反応して唇が荒れることがあります。
食後は濡らしたガーゼや柔らかいテイッシュでこすりすぎないように口の周りをきれいにしてあげると良いでしょう。
体の内側から考えられる原因
口呼吸
鼻の中にある鼻毛や濡れた粘膜により、埃やチリやウイルスや花粉やカビなどから体を守ってくれる鼻呼吸。
ところが、風邪や花粉症やアレルギーなどから来る鼻水鼻づまりから口呼吸になっていることもあります。
口呼吸のデメリットの一つとして口の中や唇が渇くことで唇も荒れてきたり、鼻水を拭いたり鼻をかむことによる、唇から鼻にかけての刺激も増えてきますので、鼻の通りをよくしてあげたり、早めに小児科や耳鼻科へ行かれることをお勧めします。
ビタミン不足
ビタミンB群やビタミンCが不足しても肌や粘膜が弱くなって唇が荒れやすくなります。
この場合、口内炎や口角炎も併発していることがあります。
バランスの良い食生活ができるのが一番ですが、なかなか難しい事も。
ご飯を炊く時や、お味噌汁や飲み物に入れるだけでビタミンE、B1、B6、食物繊維、カルシウム、ヒアルロン酸、天然コラーゲン、中鎖脂肪酸が摂れるひとてまいなどの栄養補助食品を利用するのも良いと思います。
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水分不足
また、水分が不足していても、体全体の乾燥から唇もカサカサになってしまいます。
こまめな水分補給を心掛けましょう。
胃腸が弱っている
お腹の調子が悪い時も唇の荒れや口内炎を引き起こしやすいです。
お腹を痛がったり、普段と比べて食欲の変化や、便秘や下痢などのお通じの変化はありませんか?
口唇ヘルペス
唇や口角にプチプチやモコモコとした発疹が出ている場合には口唇ヘルペスにかかっている場合があります。
口唇ヘルペスは専用のお薬になりますので、小児科か皮膚科を受診されるのをお勧めします。
子どもの唇の保湿にリップクリームは?
そして、唇の荒れ対策で思い浮かぶのが、市販のリップクリーム。
ところが、大人が付けているような香料やUVカット成分が含まれているものは、唇が荒れている時には刺激の原因になりがち。
そんな時には、ワセリンとはちみつを混ぜたものを唇に塗るのが良かったです。
ワセリンの効能は?
子供の保湿対策に、よく耳にするワセリン。
赤ちゃんの頃から皮膚科や小児科で処方されることが多いと思います。
クリームや乳液は肌の奥深くへ染み込みますが、皮膚の表面に保護膜が留まってくれることでさまざまな刺激をガード。
同時に角質層から水分が逃げるのを防いで、粉吹きやかゆみを抑えることができます。
ところが、そのまま唇につけようとすると、ワセリンの原料の匂いが気になったようで、息子に拒否られました。
そこで思いついたのがはちみつを使うことでした。
はちみつの効能をお伝えします。
はちみつの効能は?
はちみつは殺菌作用からヤケドやすり傷、喉の炎症の治療に昔から使われていたと伝えられています。
はちみつの成分は糖分80%、残りの約20%が水分。
この少ない水分ゆえに、空気中の水分を集めやすく逃しにくいという保湿作用があり、唇が割れるようなヒビや出血があっても、痛みが和らぎます。
また、肌荒れを整えるビタミンB群やナイアシンが含まれているために、
荒れた唇の回復に効果的と言われています。
また、はちみつの馴染みのある甘い味のおかげで、子供にも抵抗がなく塗ることができました。
※注意 はちみつは1歳未満の乳幼児には使うことができません。
1歳以上のお子さんへの対応としてくださいね。
はちみつとワセリンを混ぜるのはなぜ?割合は?
ワセリンを混ぜるのは、油分をプラスすることで、はちみつ単体ですと唇から垂れてくるのを、さらに密着させる効果があります。
はちみつとワセリンの割合は、はちみつ多めに、ワセリンは気持ち程度から。
手の甲に置き、指で混ぜてみて、唇から落ちない程度の硬さにするのがベストです。
ちなみに大人の唇の荒れに対しては、さらにラップパックをする方法がありますが、お子さんに唇にラップパックをして黙っていて。というのは大変と思われますので、塗るだけでも十分です。
息子の場合は寝る少し前に塗ってみましたら、翌朝起きた時には明らかに唇の下の赤みが引いていました。
また、唇のカサつきも2回、3回と回数を重ねるにつれて改善が見られました。
肌の弱いお子さんには、お肌に合わない場合もありますので、唇に塗る前に、腕の内側で試して問題ないことを確認した上で試みてくださいね。
さいごに&関連記事リンク集
もはや受診して処方薬をいただかないと治らないのでは?と思った息子の唇の荒れ。
この方法で今回は良くなったのが幸いでした。
また、はちみつは、のどの痛みにも効きます。
はちみつ玉ねぎの作り方や、味の感想については以下のリンクの記事でご紹介しております。
素敵な1日を^^
最後まで読んでいただいてありがとうございます。