これまで花粉症とは無縁と思っていても、天気予報に花粉情報が加わる春先に、鼻水や鼻づまりが続くと、「もしかして花粉症?」と思うことが。
症状が酷かったり続くときは、医療機関を受診されることが一番ですが、今は忙しかったり数日様子見を…と思われる方へ。
花粉症と風邪の見分け方と、市販薬で凌ぐにはどのような薬を飲めばよいのか?や、受診するなら何科が適切?についてまとめてみました。
花粉症の症状風邪との違いは?
症状の違いを一覧にしてみました。
花粉症 | 風邪 | |
---|---|---|
原因 | スギやひのきなどの植物の花粉 | ウイルス |
くしゃみ | 立て続けに何度も出る | あまり出ない |
鼻水 | 透明でサラサラが続く | 数日で黄色くネバネバ |
鼻づまり | 両方の鼻が詰まる | 片方の時が多い |
目のかゆみ | とても痒い | 殆どない |
喉の痛み | ある | ある |
発熱 | 出ても微熱程度で殆どない | 38度位の発熱があることも |
天気のとの関係 | 晴れや風のある日に酷くなる | 関係ない |
特に特徴的な、さらさらとした鼻水が続く、両方の鼻が詰まる、目の痒みなどで、ある程度は花粉症なのか風邪なのか見分けがつくと思います。
まずは市販薬や家にある置き薬を飲んでみようか。と思う時に気をつけてほしい点があります。
花粉症かも風邪薬を代用するのは?
家に風邪用の置き薬をされている方もいらっしゃるかと思います。
それが「総合感冒薬」でしたら、花粉症の主な症状であるくしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛みは総合感冒薬の成分でも改善しますが、その分鼻炎に効く成分が減量されており、解熱剤や咳止めなど、花粉症の方には不要な成分も含まれております。
数日間でも不要な成分を飲まれるのは体にはよろしくないと思いますので、その際には鼻炎薬を服用されるのがベストです。
ただ、個人的には市販薬で凌ぐのは数日間とし、あとはお時間を作って病院を受診するのをおすすめします。
その理由としては、寒冷刺激による症状が出ているだけや、ダニなど他の原因がある場合や、花粉症だとしても、継続的に服用するのにはもっと良い薬があるからです。
症状緩和だけでなく、症状を出にくくする予防的な薬、眠気が起きにくい薬や、カフェインが入っていない薬もございますので、症状やライフスタイルに合わせてご相談されるのが良いと思います。
花粉症かも受診するなら何科が適切?
花粉症かも?と思われた時に、何科を受診すればよいのか悩む所だと思います。
内科でも総合的には見てもらえますが、体力が衰えているときは、お腹の風邪をもらってくる場合もあるということや、鼻汁を取って換気を促し、洗浄する鼻の処置や、ネブライザーという機械を使い、霧状の薬液を鼻腔に噴霧する治療法は、内科では行ってない場合があります。
それゆえに、鼻の症状が強く出ているときは耳鼻咽喉科、眼の症状が強く出ている場合は眼科が良いといえるでしょう。
さいごに&関連記事リンク集
花粉症でないに越したことはありませんが、怪しげな症状が出た時に、風邪かな?と総合感冒薬を飲んだりと、風邪に対しての対処療法をする前に、チェックポイントや対処法がお役にたつことができれば幸いです。
似たような症状で疑われるのには寒暖差アレルギーの場合もあります。
下のリンクからどうぞ。
どうかお大事に。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。