明治神宮は、東京都渋谷区にある、明治天皇・昭憲皇太后を祀る神社で、初詣には300万人以上と日本一の参拝者数を誇ります。
参拝後おみくじを引きましたら、よく見かけるおみくじとは変わった…といってはいけないのかもですが、一線を画した厳かな雰囲気に驚きました。
明治神宮のおみくじに吉凶がない理由や初穂料や種類や持ち帰っても大丈夫かをまとめてみました。
明治神宮のおみくじに吉凶の順番がない理由は?
明治神宮のおみくじは吉凶の順番がなく、別名大御心(おおみごごろ)と呼ばれています。
その理由は明治神宮のHPによりますと、
戦前までは、国家の管理に置かれていたため、お札のみでおみくじは出していませんでしたが、戦後、一宗教神社となり、明治神宮でもおみくじを出すのを検討した際に、当時の明治神宮総代の国学院大学の宮地直一教授より
「吉凶のおみくじではない、ご祭神の明治天皇さま、昭憲皇太后さまにゆかりの深い御製、御歌にしてはいかがか?」
というアドバイスを受け、昭和22年の正月からおみくじを授与するようになり、現在の形になったのは昭和48年の正月からになります。
明治神宮のおみくじの値段や種類は?
おみくじの初穂料(料金)は100円。
御社殿から右手に入る神楽殿の向かいの、お守りなどの参拝記念品を受けられる社頭の手前と、
御社殿の手前の参拝記念品所に、おみくじの筒がありました。
おみくじの引き方は、筒を振り、出てきた棒の番号を告げますと、番号に応じた内容のおみくじ(大御心)を頂くことが出来ます。
初穂料はその際に納めます。
大御心には白色のお札と黄色のお札の二種類があります。
白色のお札は明治天皇の詠まれた歌、黄色のお札は昭憲皇太后の詠まれた歌となっており、各15首ずつ、合計30首に解説文を付けたものになります。
今回は、明治天皇が詠まれた歌でしたので白色のお札でした。
道
ならび行く人にはよしやおくるともただしき道をふみなたがへそ
どういう意味だろう?と思いましたら、裏面の解説文にはこのように書かれておりました。
多くの人々と並んでいく世の中で、たとえ、他の人々にはおくれることがあっても、あまり急いで、正しい道を踏みあやらまらいでほしいです。
成功を急いで、方法を選ばず、ついには大きな失敗を招いた実例は沢山あります。
急がば回れというたとえのように、最初の信念を貫いて、正しい道を着実に歩みましょう。
(堅実な歩みが大切です)明るく楽しく勤めましょう
記事を書くのに改めて読み返してみましたら、ナカナカ痛い所を突かれている…。
とともに、一見回り道かと思っても結局着実に進めたほうがいい経過をたどって行けるよね。
と気づかされました。
明治神宮のおみくじは持ち帰ってもよい?
そういえば、おみくじを結ぶところがないような…。
と、職員さんに尋ねてみたら、
「結ぶ場所は設けていません」
との事。
おみくじにも朱色の文字で
「今日の参拝の記念に大切に保存しましょう」
と書かれていました。
おみくじの用紙もしっかりとした厚みの和紙に菊の紋の模様が入っていて、そのまま折らずに持っておきたい味のある雰囲気。
こうしてふと読み返してみると、その時々の新たな気づきがあるのかもしれません。
さいごに&関連記事リンク集
おみくじを持ち帰るか結んで帰るかは、諸説ありますが、結ぶ所はありません。ときっぱりとした姿勢に一線を化した厳かな雰囲気を感じました。
明治神宮につきましては以下の記事でご紹介しております。
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素敵な一日を(^^)
最後まで読んでいただいてありがとうございました。