生の枝豆を見かける時期になりましたね。
たっぷり目のお湯で塩ゆでにするのが一般的ですが、フライパンを使い、少なめの水で蒸し焼きにすると、枝豆の風味と甘みが濃く出て美味しいです。
作り方と蒸し焼きと塩ゆでとのうまみの出方の違いについてお伝えします。
枝豆のゆで方フライパンで簡単蒸し焼き
材料
・枝豆 250g(1袋相当)
・塩 大さじ1/2
・水 100cc
ふたができるフライパンを用意します。
蒸し焼きにフライパンを使う理由は、お手持ちの鍋の中で比較的直径が広く、枝豆を重ならず広げて調理できることと、少なめの水と塩でも熱がむらなくいきわたるからです。
作り方
1・枝豆をボールに入れて流水で洗い、汚れを落として水気を切ります。
2・さやの両端をハサミで切り落とします。
片側や端を切り落とさないレシピも見かけますので、塩加減の好みや億劫感にもよりますが、個人的にはさやを切るなら両端を切ったほうが塩の周りが良く、美味しい感じがします。
3・ボールに枝豆と塩を入れこすり合わせるように塩もみします。
4・枝豆をフライパンに入れてフタをして、100ccの水を加え、弱火で5分間蒸し焼きにしていきます。
焼き枝豆としては、枝豆と洗った水分だけで蒸し焼きにするレシピも見かけ、この方法でも柔らかく枝豆がプリッとしますが、塩が焦げやすいので、少量の水を入れた方が焦げ付きにくく、塩味も回っていい感じでした。
途中フライパンをゆすり、まんべんなく火が通るようにするのがコツです。
5・ザルに上げたらうちわや扇風機で手早く冷まします。
塩ゆでのものに比べますと、水分の残り方は少なく、手早く冷ますためには?と水や氷水に漬けたくなりますが、水っぽくなりますので避けてください。
塩かげんが程よいので敢えて塩ふりは必要ありませんが、塩が濃いのが好みな方はお好みで。
枝豆のゆで方蒸し焼きと塩ゆでの違いは?
蒸し焼きと塩ゆででおいしさが大きく異なってくるのは“糖の作り方”です。
枝豆自身は元々、“麦芽糖(ばくがとう)”という糖を含んでおらず、これは加熱する過程で、酵素の働きで作られるものとして、50℃~70℃の間で活発に働きます。
塩ゆでの際にはお湯の温度が下がらないように、袋入りの枝豆(200~250g位)に対し、1Lのお湯と40g(4%)の塩とたっぷり目の水量でゆでると美味しいといわれています。
このように沸騰したお湯に入れることで、一気に熱を加えるのに対し、蒸し焼きは徐々に豆に熱が伝わっていくため、酵素が長時間働き、麦芽糖が沢山できて美味しくなります。
さいごに&関連記事リンク集
ゆであがりの枝豆は美味しさが格別。
夏に向かうこの時期、多めのお湯を沸かすだけでも暑いので、少なめの水と塩で蒸し焼きは調理もより簡単と感じました。
枝豆のゆで方については、以下の記事でもご紹介しております。
素敵な一日を(^^
最後まで読んでいただいてありがとうございますm(__)m