あさりやはまぐりが美味しくなる季節ですね。
しかし、美味しく食べるには、砂抜きと、特に潮干狩りでとって来た場合塩抜きが必要。
せっかくのあさりやはまぐりを美味しく頂くために、砂抜きと塩抜き方法をまとめてみました。
本文中では「あさり」としてますが、はまぐりも同じ方法でできます。
あさりとはまぐりの砂抜きは冷蔵庫と常温どちらがいい?
砂抜きが早くできるのは?という意味では、あさりの住んでいる環境に近づけるのがベストなので、常温に当たる水温が20度~25度が適しています。
冷蔵庫でも砂抜きはできますが、あさりが休眠状態に入りますので、一晩相当の7~8時間と時間がかかります。
常温でのあさりは、面白いとかわいいあまり覗き過ぎ注意!な程、動きが活発で水をピューピュー飛ばしてますよ。
こちらでは、潮干狩りでとってきたあさりについて書いておりますが、スーパーなどで売っている砂抜き済みのあさりにつきましては、あさりの体力の低下を防ぐため、必要最低限のレベルで行っていたり、個体差や漁獲場所の差もありますので、ご家庭で念のために砂抜きされた方がいいと思います。
あさりやはまぐりの砂抜き方法
まず、砂抜きに必要なのは「海水と同じ濃度の塩水」
あさりが活発に動くことで砂を出してくれるためには必要です。
初めて潮干狩りに行かれる方は「海から直接汲んでくる?」と思われるかもしれませんが、それとは別に砂抜き用の海水が用意されている場合がほとんどです。
ない場合には水と塩で塩水を作ります。
1・海水の塩分はおよそ3.5%位なので、それと同じ位の3~3.5%位の塩水を用意します。
作りやすい分量は
塩 30g(大さじ2杯)
水は、カルキ抜きしたものがベストです。
容器に汲み置いて数時間置いておくか、我が家では蛇口直結の浄水器の浄水モードの水で塩水を作っても砂を吐きました。
潮干狩り場で汲んだ海水の味を覚えておくか、きちんと計量するのをおすすめします。
2・あさりの表面の汚れを流水で洗い、バットやタッパーなどの平たい容器に、あさりを重ならないように並べます。
できれば、網やすのこなどで上げ底すると、出した砂を再度吸い込むことを防ぐことができます。
ボールとザルを二重にする場合は、底が丸いぶん、あさりが重なる部分や、用意する塩水の量が多くなります。
あさりを扱う際の注意点ですが、台所の場合、吹き上げた海水が包丁や皿やまな板などに付き、そのまま野菜など、生で食べるものを調理すると腸炎ビブリオ菌の中毒を起こす可能性があります。
腸炎ビブリオ菌は、加熱によって死滅しますが、砂抜きはお風呂場でするか、あさりが海水を撒き散らさないように新聞紙や布などを上にかけて置くとよいでしょう。
また、貝が半開きになって触っても閉じないようなあさりは死んでいるので、周りのあさりにも影響が出ないように最初の段階で取り除いておきましょう。
常温で砂抜きして、かなり砂を出している状態のあさりです。
はまぐりもかなり砂を出しています。
3・1で作った塩水、もしくは潮干狩り場でとって来た海水を注ぎます。
あさりが少し顔を出す位にしておくと、たくさん砂を吐いてくれます。
暗い環境が好みなのと、水を勢いよく吐き出しますので、まわりが濡れないよう新聞紙やアルミホイルや蓋などをかぶせておきます。
新聞紙を蓋にしてみました。
このような感じで天井にもかなり水を吐き出しています。
ただし、あさりが呼吸できるように密閉はしないでください。
3~5時間で砂抜きできますが、冷蔵庫で一晩位なら、塩水につけたままでも大丈夫です。
漬ける時間が長い程、砂をどんどん出すという訳ではなく、塩水が汚れてあさりが弱ってしまうリスクの方が高いので、砂抜きした後に保存したい場合は塩水から出して冷蔵保管してください。
潮干狩りでとったあさりやはまぐりは塩抜きも必要
あさりの体内に海水が残っているまま調理すると、食べる時にしょっぱいです。
スーパーなどで売っているあさりは処理済ですが、潮干狩りでとってきたあさりは塩抜きをしてくださいね。
といっても、塩抜きは塩水から上げて一時間程放置するだけ。
ただし、水を吐き出しますので、フタをして飛び散り防止をしたほうが良いです。
さらに、料理に使う2時間位前に塩水から上げて、常温に置いておくと、うまみ成分のコハク酸が増えてあさりがおいしくなるそうです。
今回初めて試してみましたら、とって来た新鮮なあさりという満足感もありますが、あさりの味が濃くなった感じがしました。
さいごに&関連記事リンク集
あさりの砂抜きの温度や時間に悩んでいたなら、この方法でトライしてみてください。
美味しく頂けますように(^^
潮干狩りのあさりの持ち帰り方は以下の記事で紹介しております。
潮干狩りのあさりやハマグリの持ち帰り方法海水や入れ物のコツは?
当ブログで掲載している潮干狩り関連の記事をまとめてみました。
楽しく充実した潮干狩りのヒントになれば幸いです。
素敵な一日を(^^
最後まで読んでいただいてありがとうございますm(__)m