梅シロップを作るのに最適と言われている青梅が出回っている時期はいつからいつまで?
また、すでに黄色くなりかけてる梅しかない場合、梅シロップを作ることはできるの?
そして、冷凍した梅と冷凍していない梅を、漬ける時期、氷砂糖の割合、保管条件を同じにして比較してみよう。
と仕込んでみた所、早い時期ですでに違いがでてきました。
青梅の時期はいつまで?
梅シロップに使う梅は青梅がベストですが、青梅は品種ではなく、梅が青い状態のものとなります。
青梅が出回る時期は5月の中頃から下旬頃までの10日から2週間位。
青梅の種類は地域によって異なりますが、古城(ごじろ)や白加賀(しろかが)が多いです。
古城は南高梅より実が堅くしっかりしているため梅酒や梅シロップに最適で、別名"青いダイヤ"と呼ばれていますが、今では生産が大幅に減り、貴重な梅の種類となっております。
梅シロップ用の青梅を通販で探してみる
楽天市場でもあまり見かけない古城梅。
紀州産の古城。
3月から予約販売が始まっており、ご注文順に5月中旬から下旬に出荷予定です。
重さは5kgと10kg。
大きさは、M、L、2L、3Lと四種類あります。
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無農薬の古城梅
予約注文で5月下旬から順次発送予定です。
重さは、1kgから30kgまで購入できます。
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また、南高梅は5月下旬から出回ることが多く、青梅、熟したものと二種類あります。
スーパーや八百屋などの店頭に出回っている梅は、5月下旬なら青梅も出回っていますが、それ以降の6月下旬ごろまでは黄色くなりかけの梅、もしくは梅干用の完熟梅になってきます。
南高梅を確実に青梅の状態で仕込みたい場合には、入荷があるかをお店に確認するか、梅シロップや梅ジュース用と謡われている、青梅の状態で出荷される通販を使うのもいいと思います。
小西さん家のわけあり南高梅 青梅。
和歌山から産地直送で、少量でのお試しに最適な2kg。
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また、小西さん家の青梅は、たくさん漬ける方向けのわけあり南高梅10kgの取扱もあります。
秀品の青梅が欲しい方は以下のバナーから見ることができます。
3kg、6kg、10kgがあり、2箱以上購入で送料無料になります。
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紀州みなべ産の産地直送半熟青梅。
予約販売、送料無料の2kg入り。
梅の実は2L、3Lの二種類から選べます。
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無農薬、無化学肥料で育てられた、紀州南高梅専門農家の梅。
1kg単位で購入できます。
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冷凍梅の通販があります
梅が出回ってる時期を逃しちゃった!
でも梅シロップを作りたい…
何と楽天には冷凍の南高梅があります。
500gと1kg(500g×2)の2種類。
梅ジュース、梅シロップ用ですが、レビューには梅干しを作ってうまくいった方もおります。
6月に入荷次第発送となります。
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梅シロップ用の青梅をスーパーで探してみると…
古城梅を5月下旬に購入した年
「古城梅は自宅近くのスーパーでは見かけない」
と半分諦めて、生協パルシステムで青梅1kgを予約購入後の5月26日午後。
OKに立ち寄ったら古城梅があった!
古城梅の棚はスカスカで残り4袋。
これは買うしかない!
和歌山県産古城梅1kg入を1袋購入。
少し赤みが出ている梅もありますが、ほとんどの梅が青い。
お値段は税抜き980円でした。
初めての古城梅。
これまでの青梅とか南高梅となにかが違うのかが楽しみです。
南高梅を6月上旬に購入した年
6月1日にみのりや(八百屋さん)の店頭で大粒の南高梅の青梅を発見!
サイズは確か2Lで、税込980円
この年の梅シロップは
冷凍した梅
冷凍しない梅にりんご酢を加えた
2種類を作りました。
白加賀を5月下旬に激安に購入した年
青梅を探してスーパーを数件はしごした年。
思わず目を疑った、青梅Lサイズ1kg580円(税抜)
群馬県産白加賀Lサイズ。1kg入
ここまでお安いことがあるのか…
と驚きの白加賀でした。
6月上旬に青梅を見つけられなかった年
また、生協や通販の青梅の注文を見送った別の年。
5月下旬から店頭に出ている梅を日を変えて数件のお店に探しに行きましたが、梅のうの字も見かけませんでした。
イオン系のマックスバリュの店頭で問い合わせてみたら、「今から出します」と出てきたのは南高梅。
スーパーのOKも、6月になると置いてあるのは南高梅のみで、「梅ジュース作りは南高梅で!」のおすすめ付き(笑)
そして、かなり熟してる…
そうなると、Lサイズ以上って小さいのでは?と今年は思いとどまった生協の青梅の注文に乗ったほうが確実だったかも(汗)?
ここは発想を変え、「粒が大きいので、梅シロップの後の再利用もしやすいかも?」と青梅探しを諦めて南高梅で梅シロップを漬けることにしました。
ちなみに、黄色くなりかけの南高梅は実が柔らかいため、梅シロップを仕込んだ早い時期から発酵したり濁りが出ることもあります。
そのため、青梅の状態で梅シロップを作る方が一般的です。
青いうちの梅と、黄色くなりかけた梅で作るそれぞれのメリットとしては、
青梅で作ったシロップは、さわやかな香りとすっきりとした甘みと酸味のある味。
黄色くなりかけの梅で作る場合は、甘くフルーティな香りになり、酸味少なめなまろやかな甘みになります。
梅シロップの梅冷凍と冷凍しないを作り比較してみる
梅を漬ける前に冷凍すると、そのまま漬けるより一週間位梅のエキスが上がるのが早いです。
それゆえに、エキスが上がる前に発酵するという事はなくなったのですが、梅の風味や香りが若干落ちるような…
ただ、その年ごとによって異なる部分もあるので、今年は漬ける時期、氷砂糖の割合、保管条件を同じにして、
「途中経過と味の違いについてはどうだろう?」
を比較してみることにしました。
ペットボトル相当の大きさ、2Lのガラス瓶を用い、1kgを半分づつに分けることに。
梅と氷砂糖は同量の約500gづつ。
生協のパルシステムで取り寄せた、てんさい糖の氷砂糖を使います。
※北海道産ビート原料100%
てんさい糖の氷砂糖はアマゾンでは定期おトク便対応となっております。
「最低何回購入」の縛りがないにもかかわらず、10%から15%OFFになるのでオトクです。
冷凍する梅は冷凍庫へ一晩。
冷凍しない梅はこの段階で漬けることに。
氷砂糖を入れる際には、少しづつ入れていくと梅との隙間が埋まりやすいです。
一晩凍らせた梅は、色の変化は特になく、うっすら霜がかかっています。
この日から常温で仕込みます。
向かって右側のそのまま漬けた梅の瓶は、シロップがほんのりと出ていますが、梅の実の色に変化はなし。
そして、さらに一晩たち、様子を見てみると…
梅シロップの梅の状態冷凍ありとなし3日目それぞれの変化
梅シロップを漬け始めて3日めで「何だこりゃ??」な、色の違い。
冷凍梅の方はすでに色が茶色っぽくなっています。
シロップは冷凍梅の方がたくさん出ています。
冷凍梅の方は、シロップがかなり出ていていたので、実をまんべんなくシロップで濡れるように瓶をゆすって混ぜてみました。
冷凍なしの梅の方は、まだぎっちり氷砂糖が詰まっていました。
全ての梅の実をまんべんなくシロップで濡らそうとするとかえって実に傷が付きそう…
と感じたので下の方の梅だけシロップがいきわたるようにゆすってみました。
この梅シロップの経過については5日め以降の続編があります。
以下のリンクの記事からどうぞ。
さいごに&関連記事リンク集
同時期同環境で比較するのは初めてですが、これほどまでに初期から梅の実の色とシロップの量に差が出てくるとは!
南高梅は発酵するのが早いといわれてますので、これは毎日チェックしないとです(汗)
梅シロップの詳しい作り方について
梅シロップに関してのまとめ記事は
からどうぞ。
素敵な一日を(^^
最後まで読んでいただいてありがとうございますm(__)m