運動会当日のお母さんはお弁当の準備をしつつ、家族のお世話、場所取り、荷物運び、役員なども兼ねていることもあり運動会本番には疲れ切っていることも。
簡単かつ前日に作り置きや下ごしらえができるおかずを、肉、卵、魚、野菜、デザート毎にご紹介します。
運動会としましたが、アウトドアの行楽弁当にも使えますよ。
運動会の弁当簡単かつ前日作り置きできるおかずは?
野外かつ、最近は5月や9月10月でも暑い日もあり、かつ移動が伴うので、痛みや汁漏れの心配が少ない、水分少なめなおかずをおススメします。
運動会のお弁当肉系
鶏のから揚げ
お弁当の定番のから揚げ。
から揚げを作る際には、前日の晩から下味をつけておくと翌日の朝が楽になります。
一晩(7~8時間位)位なら、ちょっと濃いめの、お弁当にはいい感じの味が保てます。
鶏もも一枚分(300g位)に対しての下味は
・すりおろし玉ねぎ 大さじ2(1/8コ分位)
・おろししょうが 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・おろしにんにく 小さじ1/2
・塩 小さじ1/4
玉ねぎは鶏肉を柔らかくジューシーにする効果、ニンニクはコクのある風味、しょうがは鶏肉の臭みとりになりますので、より美味しく作ることができます。
ニンニクやしょうがまで擦るのが面倒な方はチューブのでもいいので入れるのをおススメ。
作り方
1・別のビニール袋に片栗粉を入れ、鶏もも肉の水分を切って加えます。
2・170度の油で3分位揚げ、一旦取り出して置きます。
3・油の温度を200度に揚げ、3を入れて、カリッとするまで1~2分揚げます。
油の容量的に数回に分けて揚げる場合は、170度の油で全て揚げてから、
温度を200度に揚げた油で二度揚げするとよいでしょう。
揚げるのは当日の朝がおススメです。
前日に揚げる所まで仕上げて、冷めてから冷蔵保存後に朝詰めるだけにするのは、保存的には当日のお昼位ならOKですが、衣がしなっとしてしまい食感がイマイチになりがちです。
鶏の照り焼き
また、揚げ物をしたり片づけをしている時間も惜しい方は照り焼きがよいでしょう。
下味は、上に書かれている鶏のから揚げと同じ。
まぶす粉は片栗粉。
前日の段階で食べやすい大きさに切り、下味をつけてから焼くと、火の通りも早く、当日に包丁とまな板を洗うひと手間が省けます。
作り方
1・熱したフライパンに鶏ももを皮目から入れて強火で1分焼き、こんがりとした焼き色を付けます。
2・鶏ももをひっくり返して、弱めの中火で4分、ふたを閉めて蒸し焼きにします。
3・かなり脂が出ていますので、ふき取って強火でさっと水分を飛ばして出来上がり。
照り焼きなら、前日に焼いておいて冷めてから冷蔵庫に保存して、当日は詰めるだけにしても大丈夫です。
肉巻き・ベーコン巻き系
中にニンジンやインゲンやアスパラを入れる巻物系も彩りがよく、野菜と一緒にとることができるのでおすすめです。
肉巻きを前日に作る場合は、野菜を巻いて焼く所まで仕上げて冷凍保存のほうがベストです。
また、ベーコンなら肉から出るドリップがないので、前日に巻いておいて当日に焼至と肉巻きより扱いやすいです。
アスパラベーコンの作りやすい分量は
・ベーコン 4枚
・油、塩コショウ 適宜
作り方
1・アスパラガスの根元の堅そうな所をピーラーでむき、
ベーコンの幅に合わせて3等分程度に切ります。
2・(1)を500Wのレンジで30秒程度加熱します。
3・(2)にベーコンを巻き、巻き終わりにつまようじを刺し、
巻き終わりを下にしてフライパンに入れます。
4・塩コショウを振って弱火で2分程度焼き、
焼き色がついたら裏面も焼きます。
キャベツやレタスのような葉物を使う場合には、ある程度時間を置くと緑の色どりが悪くなるので、当日の朝に作るのがよいでしょう。
さらに、肉を前日にしぐれ煮風にして、葉物は別に持っていくのも、お昼にさっぱりと食べることができるのでいいですよ。
葉物はクーラーボックスに保冷剤を入れてしっかり冷やして持っていってくださいね。
運動会のお弁当卵系
黄色い色どりが映えて簡単美味しい卵料理。
定番のゆで卵と、卵焼きの作り方をご紹介します。
ゆで卵
ゆで卵は前日に作っておくことができて楽ですが、人によってはもさもさして食べにくかったり、塩やマヨネーズなど味付けするものを別に持っていきたくなりますよね。
それでもゆで卵!な方には前日にタレに漬けた味付け卵がおススメ。
下味は卵1コにつき、
酒、みりん 各小さじ1
作り方
お弁当なので固ゆでにします。
1・ゆで卵を固ゆでにします。
2・ジップロックに漬け汁を入れて、殻をむいたゆで卵を入れて、一晩(7~8時間)漬けておきます。
白と黄色と醤油の色どりも加わってこれはこれで美味しいです。
ゆで卵といえば、卵がかぶるくらいの水で茹でる。というのが一般的ですが、ゆで卵を少ない水で茹でる方法や、殻を簡単綺麗に剥く方法があります。
下のリンクか、巻末の関連記事リンク集でご紹介しております。
卵焼き
手間や食べやすさなどトータルで考えると卵焼きの方がおススメです。
前日に焼いて、冷めてから冷蔵保存が可能です。
ノリなど、間に何か挟んだり混ぜたい方は、当日朝の方が具の色どりの変化が少なく、おススメです。
3~4人家族分として作りやすい大きさは
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1杯半
お好みで粉末だしの素 適宜
作り方
1・卵、しょうゆ、砂糖をよく混ぜ合わせます。
2・卵焼き器かフライパンに薄く油をひきます。
(ごま油が香ばしくておススメ)
3・薄く卵液をひいて、表面が乾いて来たらくるくると巻くのを繰り返して焼いて完成。
運動会のお弁当魚系
魚系のおかずは、彩りがよくておいしい鮭の塩焼きがおススメ。
前日焼いて冷めてから冷蔵保存しても味の変化が少ないです。
肉や卵のおかずが醤油や塩ばかりの味付けなので変化をつけたい場合には味噌漬けもいいですよ。
魚の味噌漬け
3~4人家族分のお弁当として作りやすい分量は
味噌 大さじ2
酒・みりん 各大さじ1
作り方
1・味噌と酒とみりんをジップロックの中で混ぜて味噌床を作ります。
2・一晩(7~8時間)漬けた後に焼きます。
ちなみに我が家は二口コンロプラスグリル。お弁当の時はコンロが二口ふさがっていることが多いのもあり、グリルの中火で皮目4分、ひっくり返して3分位焼きます。
運動会のお弁当デザート
寒天ゼリー
ゼリーなら前日に作っておくことが可能です。
なお、ゼラチンは凝固温度(10℃以下)が低く、常温になると溶けますので、寒天で作るのがよいです。
缶詰のみかんや桃などを使うと手軽かつ彩りもよくておすすめです。
作りやすい分量は
粉寒天 5g
水 シロップと合わせて600cc
作り方
1・みかん缶のシロップとみかんを分けて、シロップに水を加えて600ccにします。
写真のみかん缶は、みかんの内容量250g、総量で435gでした。
2・みかんを容器に移しておきます。
3・1のシロップと水と粉寒天を入れてかき混ぜて火にかけます。
沸騰するまで中火、沸騰したら弱火にして、粉寒天が溶けるまで2~3分煮溶かします。
4・みかんの入った容器に3を注ぎ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしてできあがり。
持ち運びの際にはクーラーボックスや保冷材で冷やしておくとさっぱりと食べることができます。
運動会のお弁当の簡単おかず野菜系は?
ブロッコリー
前日に塩ゆで後、冷めてから冷蔵保存が可能です。
塩ゆでの方法でおススメなのが、水は少なめ、鍋に入れたブロッコリーの上に塩をパラパラまぶして3~5分位蒸し煮にする方法。
緑色が鮮やかになり、味も濃くなり美味しいですよ。
冷凍のブロッコリーを使う場合にはかなり水分が出ますので自然解凍はおすすめしません。
先に茹でたり電子レンジで解凍して、ペーパータオルで水分をとってから弁当箱に詰めるのがベストです。
枝豆
枝豆は、前日に塩ゆで後、冷めてから冷蔵保存が可能です。
冷凍枝豆は、自然解凍より、沸騰したお湯でさっと茹でるほうが余計な水分が切れるのでおすすめです。
冷凍枝豆は塩気があるものが多いので、茹でる時は塩を入れず、茹で上がりの味見をして塩加減が足りない場合は塩を振ります。
そして、ザルにあけて冷ましてから弁当箱に詰めます。
さらに、生の枝豆は出回る期間が短いですが、運動会の時期に合えば是非^_^
以下のリンク、もしくは巻末のリンク集にて枝豆の茹で方をご紹介しております。
野菜のピクルス・塩もみ
野菜のピクルスや塩もみも前日に作っておくことができます。
当日は漬け汁に入ったまま瓶ごと持っていくのがおススメ。
下手にお弁当の中に入れるより、味移りがなく、瓶から見た見た目もきれいです。
塩もみも同様の理由で瓶ごと持たれるのがよいです。
作りやすい分量は
人参1/2本
セロリ1/2本
パプリカ(赤・黄)各1/2個
きゅうり1/2本
ミニトマト5個
【ピクルス液】
酢orワインビネガー1/2カップ(100cc)
白ワイン1/2カップ
砂糖大さじ2
粒コショウ小さじ1/2
塩小さじ1/2
ローリエ 1枚
にんにく 1かけ
作り方
1・切り方
・セロリは筋を切り斜め切り
・人参は皮を剥き斜め切り
・きゅうりは輪切り
・パプリカは種をとって細切り
・プチトマトは楊枝で数か所穴を開ける
2・ピクルス液の材料を入れて沸騰させてアルコール分を飛ばす。
3・野菜をピクルス液に入れて軽く煮る
・人参は2分
・セロリとパプリカは1分
・ミニトマトときゅうりは火を止めて
蓋をして1分蒸らす
4・熱さがある程度おさまってきたら容器に入れ、
冷蔵庫で冷やして出来上がり。
また、段取りや当日作ったほうがいいものは、以下のリンクの記事からどうぞ。
さいごに&関連記事リンク集
気が付いたらお弁当の定番系になっていましたが、大きくなった時に「毎年運動会の時にはこれ食べたっけ」といい思い出になっているかもしれませんよ。
あまり堅苦しく考えずに、作りやすいお弁当の参考になれば幸いです。
運動会についてや野外のレジャーの準備にも通じる記事は、以下のまとめ記事より読むことができます。
素敵な一日を(^^
最後まで読んでいただいてありがとうございますm(__)m